心の弱さから同僚を助けられなかった元女性
警察官。薬と酒に依存するもそこから立ち直る
ことで葛藤する女性。
新しい職は深夜のモルグ管理。冷え冷えとした
深夜のモルグで黙々と勤務するがあるおかしな
少女の遺体が届いてから恐怖が加速する。
死体が動くというシチュはなかなか怖いんだなぁ。
些細な変化に気づいてからどんどん疑惑に変わり
自分が襲われることで悪魔憑きを確信する。
ここまでのテンポがいい。
仕事と割り切ってはいるものの実際に「穢れ」
の場所というのは気持ちのいいものではない。
墓地や葬式会場では潜在的な恐怖があって
無意識に肌で感じるもの。
本作はそうした潜在的恐怖感を感じさせつつ
パキパキ体を慣らしながら這いずり回る少女
に追い詰められるシーンが怖い。
元同僚であった警官が少女に殺されそうになり
主人公が覚醒し少女を一人で始末する。
一人の女性の再生の物語でもあるんだな。
クライマックス場面の演出がもっと派手なら
スコア「4」つけたけど最後がちょっと地味。
ずたずたの少女の遺体の腹から悪魔の顔くらい
出しても良かった(笑)
なんだか気になって何度も見返してしまう作品。