牧師の息子が、カトリックが禁じている同性愛者だと告白したのを受けて、更生させるために息子を施設に入れるという話。抑圧された環境のなかで、戦うのか、やり過ごして早く出ることを考えるのか、は実はストレスの多い社会でどうふるまうか、という問題とも共通していて、興味深い。
実はこの映画の主役は母親であり父親。神を愛し、息子を愛する、という簡単なことなはずだけど、実はもっと複雑。変わる必要があるが、でも変わることで失うものも大きくて、そう簡単ではない。話も聞けない葛藤。ずっしりきた。
同じ日にベンイズバックを見てしまい、どちらも施設に入れられるルーカスヘッジスに若干混乱。失敗した。
