もっさん

主戦場のもっさんのレビュー・感想・評価

主戦場(2018年製作の映画)
5.0
従軍慰安婦問題でよく言われる、「本当に20万人もいたのか」「軍は人集めに関わっていたか」「性奴隷状態だったか」という論点について、賛成派反対派の意見を交互に並べて検証する内容から始まり、

韓国がアメリカ各地に従軍慰安婦像を置くのはやりすぎだが、それよりも罪深い問題がある、というところまで話を展開する。それは、日本の若い人たちが、この従軍慰安婦の問題を知らない、という状況を作り出すのに成功してしまっている問題である。

途中から、自分の勉強不足を痛切に感じさせられる作品であり、現在時点でこの状況を切り取ってドキュメンタリー映画としてまとめた監督に敬意を表したい。