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ある少年の告白のayaのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
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気になってた映画。
まずカトリックでは同性愛が受け入れられないの、事実としては知ってたけどここまで複雑とは。いくら自由を謳う国であっても、そのベースは宗教であり何かが覆らないと根付いた宗教観は変わらない。特に牧師様の家庭は抑圧された感情がたくさんあるんだろうな。
親は何事も無く疑問を抱かずに子が生まれ、その子が浮かべた疑問をどう答えてあげるか。子供の方が現代に沿ったリベラルな考えをしてしまう分、それを受け入れられない親はごまんといるんだろうな。子供がやっと親に吐き出せるくらい大人になってからじゃないと、親は目を逸らし続けてしまう。
どうしたって我が子を守るのが母性、自分の立場を踏まえ厳しく抑制するのが父性なのかな。

自分の子供がLGBTだったら、と考えてずっと見てた。矯正施設なんてもっての他だけど、自分の辛さと向き合うことで得られる強さは必ずあるから。ただただ我が子の幸せを祈るだけになる私は、ここまで深く愛して守る事ができるのかな。
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