シネラー

ニンジャバットマンのシネラーのレビュー・感想・評価

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)
3.0
当時、劇場で鑑賞済み。
それ以来の再鑑賞。
初回に鑑賞した際は、
本作の独特な作風に困惑しざる
を得なかったが、
今回は普通に楽しむ事ができた。

日本の戦国時代にバットマン達が
タイムスリップしてしまう
トンデモ展開が繰り広げられる作品。
しかし、
肉弾戦と巨大ロボット戦も含めて
激しいアクションが描かれており、
物語自体も
近代兵器を失ったバットマンが、
仲間に支えられながら
己の肉体や精神が武器である事に
立ち返っていくのは良い展開だった。
又、和装のキャラクターデザインは
上手くアレンジされていると思った。

しかし、歴代ロビンや名ヴィラン
が揃い踏みする展開にも関わらず、
それぞれの扱いはお粗末に感じられる。
又、物語の発端であるヴィランが、
何故ゴリラ・グロッドなのだろうか。
終盤の猿の軍団をやる為なのかは
分からないが、どうせならバットマン
のメインヴィランで固めて欲しかった。
その猿の軍団に関しても
唐突感は否めない部分ではあった。

近年はダークヒーロー的なイメージが
先行しがちなバットマンであるが、
明るい作風でありながらも
バットマンの強さを描いた良い作品
だと思った。
只、登場人物が多い点で、一見さん
には難しいと感じられた。
シネラー

シネラー