トムトム

名探偵コナン ゼロの執行人のトムトムのレビュー・感想・評価

3.0
以前若い子達と映画トークをしていた時に「名探偵コナンを見た事がない」と言った瞬間に全員にマウントを取られてしまったのが悔しかったので鑑賞しました。

ちなみに僕は「名探偵コナン」を映画どころかアニメも漫画も全く触れた事がないので
子供になった名探偵。
サッカーボールで戦う。
以外の知識は無いのでトンチンカンなレビューになるかも知れません。

オープニングで基本設定を説明してくれたのは非常に助かりました。

鑑賞した感想としては推理物ではなかった事に驚きました。
少年探偵団的なストーリーだと思っていましたがおそらく劇場版と言う事で派手になっている分少年探偵団的な部分との接続がうまくいっていない様に思えます。

前半の公安とテロという題材にビックリしジョン・ル・カレ的なストーリーになるかと思っていたら後半は「ワイルドスピード」みたいなヴィン・ディーゼルやステイサム映画の様な大味な展開になったのに二回ビックリしました。
派手なハリウッドアクション映画にありがちなガバガバなNASAのセキュリティや魔法使いの様なハッカー、ハッキングされがちな人工衛星などが揃っておりニヤリとさせられました。

そういう意味でのハリウッド大作系のアクション映画と「名探偵コナン」シリーズで培って来たお約束との親和性が高いとは思いませんでした。

コナンくんの二重生活ぶりや不思議道具、子供の前で捜査情報を漏らしまくる大人たちなどは初見の身としては飲み込みづらかったです。

古谷徹が声優でアムロ・トオルというメタ的な当て書きのキャラクターに人気があるようで彼だけで話を作った方が収まりがいいとはおもいます。
「名探偵コナン」の映画で何を言っているのかとは思いますが。

公開からしばらく経つのに平日の映画館が一杯で驚きました。
流石世界で唯一サノスを倒した男 コナン君。
トムトム

トムトム