ガーコ

ルームロンダリングのガーコのレビュー・感想・評価

ルームロンダリング(2018年製作の映画)
4.5
右手にアヒル、左手にスーツケース。

こじらせ女子ここに登場!

さすらいの事故物件居住少女たる人物は、八雲御子。

可愛い顔して、根暗で人間嫌い。

友達なんて一人もいない、幽霊の見える女の子です。

そんな、ちょっと影のある役が、池田イライザちゃんにピッタリ!

タレ目の可愛い顔にも関わらず、スラットした体型にギャップ萌えでした(*゚▽゚*)

普段は読書家という彼女だからでしょうか?

映画でも幽霊にやいのやいの言われながら、周りの声をシャットアウトして読書に集中しています。

周りの声に影響されず、自分の世界で生きる彼女。

そんな個性的な姿に惚れました!(笑)

今回、旦那様と一緒に鑑賞したのですが、彼から「この主人公ガーコに似ているね」と一言。

な、なんと!

こんな素敵な方に似ているだなんて!

喜びたい気持ちでいっぱいでしたが、かなり個性の強い主人公だったので、「この子に似ている…、喜んでいいのか…?」といろいろ複雑な心境となりました。

まあ、私の私的な感想は置いておいて。

この映画は、池田イライザちゃんの可愛さを存分に堪能できる作品です!

見たくもない幽霊が勝手に見えてしまう状況は、なかなか共感できそうで、できないものです(笑)

でも、独特な環境に適応しようと頑張る姿は応援したくなります!

幼い頃に両親を亡くし、祖母を亡くし、天涯孤独の身の上で育ってきた少女。

そんな寂しい人生でも、幽霊達との交流が意外に彼女の生き方を変えて行きます。

ちょっとずつちょっとずつ、人間と関わることの楽しさを感じ始めた彼女。

いつかきっと、この極度の人見知りがなくなることを信じて、これからも幽霊達との楽しく平和に暮らしてくれることを願います(^^)




今日は、舞台挨拶付き上映へ行って参りました。

169センチの長身に、圧倒的なスタイルの良さを感じたエライザちゃん。

スポーツ万能そうですが、以外にも読書好きなところに共感が持てます。

雑誌「ダヴィンチ」で書いている書評が、なかなか詩的で知的な文章で、いつも心にグッときています。

ですので、あまり喋らない無口な印象でしたが…⁉︎

以外にも個性豊かな言葉が飛び出しました!

舞台挨拶で語る彼女の言葉一つ一つから、映画の主人公並みに変わった印象でした。
(いい意味でですよ(o^^o))

でも、素直です的な人柄は、言葉の端々から感じ取れました。

これからも、エライザちゃんのホワーンとした雰囲気と、独特な言葉選びを楽しみたいです(*゚▽゚*)


余談ですが…。
この映画はコメディですが、監督、脚本は『残穢』を務めた方だそうです。

少々おどろおどろしい雰囲気を残しつつ、幽霊との交流を描いた作品。

監督の振り幅の広さに感心しました!

初、長編映画監督となった片桐健滋氏。

今後の作品に期待です!

ちなみにルームロンダリング=「人を住まわせて部屋を浄化する」という意味だそうですよ(笑)
ガーコ

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