Lila

記憶の夜のLilaのレビュー・感想・評価

記憶の夜(2017年製作の映画)
3.6
サスペンスを見たくなって、普段の洋画邦画から少し離れて、韓国にしてみました。本当は英語吹替で観たかったのですが、この作品はなかったですね…(洋画以外の海外作品は英語吹替で観たい派です)

序盤から要所要所ホラー的な怖さがあるので、え?こういう感じ?と思いながら見てましたが、あれよあれよと惹き込まれました。サスペンスが観たい!って望む観客を存分に満足させるべく、ハラハラシーンが次から次へと投下されますが、展開が読める絶妙な安心感はあるので、アトラクション的に楽しめます。良い感じにハラハラできました。そして怖かった…

ネタバレ禁止作品なので、基本的には何も情報入れずに見た方がいいです。

ここからの感想はギリギリのラインかと思いますが…

こんなに入口と出口が違う作品ってありますかね?w 改めて作品紹介の文面見て、あ、そうだったわって思い出したレベルです。伏線に伏線、展開に展開が重なって、エンディング観てるときは、え?同じ作品?って感覚がバグります。ちょっと強引なところもありますが、背負い投げの勢いを感じるので、私はアリです。勢いづいてるのがいいですよね。

久しぶりに韓国映画を見ましたが、エンタメの見せ方が上手いです。アクションや陰陽の付け方など切味があります。あと、アジアの不気味さってなんなんでしょうか。女性の不気味さ、ドアの軋み、静の中の動みたいな。女性全員、怖過ぎました。

エンディングにかけて結構ヘビーで不幸ではありますが、私は不幸からの解放に感じました。
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