能力でお金を稼ごうとしたり、普通に周りの人間がその能力を受け入れていく姿。また、その能力の凄さなどどうでもいい娘など他の類似作品と微妙に違う見せ方が良かった。普通だったらもっと大ごとになってそうなところを、緩い世界観で収めていた印象。
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念能力にそこまで驚いていない周りの反応が緩くて良かった。最後のシーンも日常の中にすっかり念能力が馴染んでいる姿が描かれている。
冴えないおっさんが力を得るという設定が良い。また、念能力を使う時の表情も豊かで良い。
基本ゆるい世界観だが、VFXやCGがしっかりしており、アクションシーンにちゃんと迫力がある。
ストーリー展開はよくある構造に念能力が加わったという感じ。念能力を得る過程はあっさりしていて、そこはどうでもよく、念能力はきっかけにすぎず、それによって家族がどう再生していくかを描いた話。
ただ、過去に何があったとかの説明がなく、妻が死んでもそんなに悲しんでない姿など、主人公にあまり感情移入できなかったのが残念。
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ラストの展開が少し『魔女の宅急便』味が。テレビを見て事件を知るとこ。人々を救うため超能力で空を不安定に飛ぶ姿。建物にぶつかり落下するかと思いきや低空飛行。そして、ギリギリで落ちそうになる人をキャッチ。もろキキじゃん。
俳優陣も好きな俳優さんがたくさん出てきていて嬉しかった。
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監督:ヨン・サンホ
上映時間:101分
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○良い面
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○悪い面
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