実際の脱獄事件を元に作られた映画。
サブタイトルの「大脱走」が見る人の期待を裏切っている。
大脱走と聞いて想像するのはマックイーンの「大脱走」だったり人気ドラマのプリズンブレイクだったり
サブタイトルのせいで脱獄する様をヒヤヒヤしながら見る映画だと勘違いしてしまいます。
しかし実際は脱走のシーンはさらっと流す程度
下準備するシーンすらもあまりなかった印象でした。
それに反して、キャラクター同士のやりとりに力を入れてる映画に感じましたね。
看守と囚人のやりとりが結構良かったです
お互い自分の人生に納得がいかず、良い決断ができずにいます。
そんな二人はお互いの人生を客観視し、時には囚人が、時には看守が助言をします。
鉄格子という区切られた空間の中だからこそ、心を割って話せる。
看守も囚人も自分の人生という"メイズ"に翻弄させられてる一人の人間なんだと気付かされた映画でした。
…なので娯楽脱獄映画だと思ってみると失敗します。
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[この映画のBest俳優]
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆