トッシー

スパイダーマン:スパイダーバースのトッシーのレビュー・感想・評価

4.1
新作に向けて、
再鑑賞。

これ、何度も観ても
思いますんですよ。

いやあ… 凄いアニメだなあ…



主人公は、おなじみ
ピーター・パーカー
…………ではなく

ストリートカルチャーな
悩み多き多感な少年、
マイルス・モラレス。

ピーター亡き後、
世界にたった1人(?)
…のスーパーヒーローとして

脅威に立ち向かう
新米スパイダーマンの
奮闘を描きます。

特筆すべきは
ノー・ウェイ・ホームより先に、
思いっきりマルチバースやってた事。

色んな宇宙の
色んなスパイダーマンが
出てきて、とても楽しい!

そして、
もっと特筆すべきなのは
その革新的な映像表現!

CG映像だけじゃなく、
手描きアニメーションの技法も
加えると言う、細かい作業により
通常の倍、…から4倍の
作業量になったらしい本作!

この映画を語るには
もう、そこは
外せないでしょう。

漫画のコマ割り
みたいになったり、

それぞれ画風の違う
異世界のスパイダーマンが
同一画面に共存したり、

映像的 面白試みが
一杯あるのよね。

だけど、何より
アクションシーンが
半端なくカッコ良い!

構図はキマリまくってるし、
スピード感もスイング感も
困るくらいありすぎるし、

これぞ!スパイダーマン!
…と呼ぶに相応しい
アクションシーン!

その迫力において、
実写版と比べても、
遜色ないんじゃないか?
…と、真剣に思います。

アニメの絵って
こんなに激しくカッコ良く
動かせるものなんですな……

この映画のアクションシーンに
ないものは生身の身体性からくる
「リアル感」だけで

その他はもう全部ある!

なんなら、
そんな「リアル感」すら
超える「何か」を
ちょっと纏いはじめてすらおる!

…かもしれない!
…とか思っちゃうね!

賞をとったからどうだ!
…とかもあんまり
言いたくないんだけど、

アカデミー賞とか
ゴールデングローブ賞の受賞も
納得!…なのですよね。



ストーリーについては
マルチバース設定のせいで
複雑で、尖って見えるけど

その本質は定番の
スパイダーマン オリジンストーリー!

メチャクチャ安心して
観てられるやつです。

僕みたいな
スパイダーマン好きにはもちろん、
普段アニメを観ない
…って方にもお薦めできますね。


いやあ、本当
「凄い」映画だったよ!

2023-17
トッシー

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