秀ポン

ゲット・アライブの秀ポンのレビュー・感想・評価

ゲット・アライブ(2017年製作の映画)
1.5
感性が合う合わない以前に、普通に下手だと思った。
まず初っ端から、主人公が赤髪の女性と組んで美人局をやっていることの説明が下手すぎる。
2人がグルだってことを説明する方法として、主人公に、カモの前で女に向かって「頑張れよ」って言わせるのとかありえねーだろ。
満足な演出ができないなら、いっそモノローグで全部説明すればいいのに。

キリスト教徒の主人公がユダヤ教徒のコミュニティに逃げ込んでからはずっと話が停滞していた。宗教ネタも最初は面白かったけど、どんどんつまらなくなってきた。そんでこのシークエンスがやたら長い。
同室の男へのイジリは普通に不快だった。
この辺りから見るのが辛くなってくる。
重要な書類をめぐる逃走劇としても、ユダヤ教とキリスト教に関するコメディとしても、兄弟の再生ものとしてもつまらなかった。

パスカルの賭けが出てきていた。
「弟の罪です」とか、ところどころ面白いところもあった。
ユダヤ教徒のコミュニティの様子が見れたのは良かった。
短いのも良かった。
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