たけお

響 -HIBIKI-のたけおのネタバレレビュー・内容・結末

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ面白い!
平手友梨奈最高!
マンガ大賞2017大賞受賞作。なので、マンガを読みたいと思ったが、実写化は実写で、原作とは違う魅力を引き出したんじゃないかと原作を読んでないのに思った。小説やマンガを実写が越えることはあまりないのに、これは、実写で充分堪能できたほど良くできていたし、面白かった。
全てにおいて、自分の想像を一枚も二枚も上回っていく展開にハラハラドキドキしながら、思わず笑ってしまった。
憎たらしい作家を蹴るシーンは軽く上回られたが、それは序章で、同時新人賞受賞の作家(柳楽優弥さん)をあの場で椅子でなぐるシーンは、やられたとおもったが、その後の展開(電車で背後を取るシーン)は、何枚も上をいかれた。
平手友梨奈さんの演技が素晴らしく、小説に対する時は、サイコパスなオーラをまとい、動物園に行くときは、可愛い女子高校生になり、サイコなくらいに小説に向き合う時の目は獣のようで圧倒された。
最近の六本木クラスや、東大を目指す女子高校生の役の平手友梨奈さんは、さほど魅力を感じない女優だったが、憑依する役をやらせたら、化け物みたいに凄い芝居ができる女優なんだと感服した。
もっと、こんな平手友梨奈さんを見てみたい。
小栗旬さんとのマッチアップなんて、小栗旬さんを飲み込むような芝居だった。
北川景子さんが、より平手友梨奈さんを優しく包み、際立たせていたようにも思い、いいコンビだった。
鮎喰響が書いた『お伽の庭』をめちゃめちゃ読みたい!
たけお

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