クリントイーストウッド監督の映画。
アムステルダム発パリ行きの電車で、テロから乗客を救った3人の勇敢なアメリカ人をドキュメンタリータッチで描いた作品です。
イーストウッド監督指揮のもと、主役3人は本人が務めるという変わった作品。（ドキュメンタリー調というよりは、思いっ切りドキュメンタリーかも）
ただ総じて感じたのが、これは映画にするほどの話ではない。
3人の人生を辿る物語なのですが、なんせ3人とも普通のアメリカ人。特に面白いことが起きるわけでもないし、面白い考え方をしているわけではない。
特に3人がゆったりヨーロッパ旅行するシーンに作品全体の尺1/3ぐらい使ってるのですが、普通の青年の普通の旅なので、なんら変わったことはありません。良くも悪くも「ドキュメンタリーの域を全く出ないドキュメンタリー映画」といった感じ。
英雄となった彼らを称賛するために作られた映画といった感じで、彼ら3人にとっては重要な作品かもしれないけど、ほとんどの方にとっては興味のない話だと思います。
ただラストシーンの、フランス大統領のスピーチは感動しました。
おそらく実際のスピーチ映像が使われてます。このシーンのために、プロの俳優ではなく素人の本人を採用したのか、と（真偽の程は置いておいて）納得しラストは素直に感動しました。
