ロンドンに暮らす未亡人のエミリー（ダイアン・キートン）は経済的に困窮する中、森の中で自給自足するドナルド（ブレンダン・グリーソン）と出会い、惹かれ合うようになる。やがて、ドナルドは立ち退きを迫る審問会に召喚され、2人は小屋を守ろうと奮闘する。
ロンドンって、パリやローマなんかに比べると魅力を感じなかったけど、あんな自然や美しい街並みもあるんだと発見。
町の中に残された森が綺麗で、特に2人がディナーした墓地の大木は見事だった。
ストーリーはとにかくゆっくり淡々と、中年というか初老の男女の出会いと痴話ゲンカが続いていく。
不器用で頑固な2人のやり取りにちょっとイライラするけど、ダイアン・キートンとブレンダン・グリーソンという組み合わせは、意外なほど可愛くて好感が持てた。
都合の良すぎる展開で、全くハラハラせずにラストシーンを迎えるんだけど、船上の2人の姿と川辺の村の美しいこと！
たまにはこんな映画も気持ちいい。
あとはダイアン・キートンのファッションに注目だろう。お金はないけど、とってもオシャレ！彼女だから許されるスタイルにも見えるけど、何歳になっても楽しく魅力的だ。
彼女の人生やり直し映画ということで、ちょうど30年前の「赤ちゃんはトップレディがお好き」を思い出した。
