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ドラゴンボール超 ブロリーのnamのレビュー・感想・評価

4.0
「こんなドラゴンボールが観たかった!鳥山先生が新たに描くドラゴンボール"正史"のブロリー!」

最新作という事で前2作は劇場までは観ませんでしたがブロリーというドラゴンボールにおける最後の幻想を纏った存在に引かれ行ってきましたが、とても良かったです!

ドラゴンボールの劇場版として、さらに戦闘シーンは私が観た中では最高だったと感じました。

私自身30代前半で子供の頃にアニメや原作にハマった世代で当時の劇場版なども観てました。最近の作品は劇場版の2作はチェック済みですがドラゴンボール超のアニメ、漫画は未見で、大まかにどんなストーリーをやってるかを知っている程度の知識量でした。

まずこの作品は過去のブロリーというキャラクターとは一切関係なく、新たに描かれています。というのも当時の劇場アニメは鳥山先生的にもキャラクターなどのデザインはしたとしてもストーリーなどは原作の全くの別物という扱いだったようで、ブロリー自体もデザインだけして詳しくは鳥山先生自身も今回新たに描くまで知らなかった程だったようです。

そして時系列的には放映された宇宙対抗の力の大会を描いた「宇宙サバイバル」編の後の話を描いてます。その辺り私も詳しくは知りませんでしたがそんな人でも
第7宇宙という悟空たちのいるチームで「フリーザを生き返らせ仲間として戦わせた」「スーパーサイヤ人ゴッド」「スーパーサイヤ人ブルー」あたりの設定を事前に知っておけば予習としては問題ないかと。

そして内容ですがブロリーというキャラクターを新たに描くためブロリーの生まれから描いてます。惑星ベジータでの出自からその潜在力の高さから辺境の惑星へ追放される辺りを描いてます。バーダック、初登場となる悟空の母ギネや小さいラディッツ、ベジータなどが観れそれなりに楽しいパートでした。

そして中盤以降はほぼ戦闘シーンです!しかしその迫力たるや!ずっと戦闘シーンなのに飽きないくらいずっと観ていられる素晴らしさや展開。映画版という豪華さも相まってか、その作画が素晴らしすぎます!最強であり伝説スーパーサイヤ人でもあるブロリーの魅力を最大限に発揮し、それに対する悟空達の魅力も同様に表現する演出力が凄まじかったです!
復活のFと違いずっとシリアスな緊張感が続くのが良かったです。

「こんなドラゴンボールが観たかった!」と思える作品でした。復活のFの中途半端さを払拭する素晴らしい作品なので、世代な方にはぜひとも観てほしい1作です。
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