つるみん

エブリデイのつるみんのレビュー・感想・評価

エブリデイ(2018年製作の映画)
3.5
本作は日本で劇場公開されなかったもののAmazonプライムにて配信されている。
片手に花火を持ちながらキスをしているが、なんだか切なさも感じさせる、このシンプルなポスターに惹かれ観賞。

毎日違う人の人生を生きる”A”とそんな”A”に心惹かれる少女の物語。

つまり簡単にいうと『ビューティ・インサイド』の10代アメリカ版といった感じだろうか。個人的に『ビューティ・インサイド』は好きな方なので、この設定にすんなり入っていけたが違和感を抱く方も少なくないはず。

本作で褒められる点は『ビューティ・インサイド』で唯一不満を持った部分を解消してくれていた。あれだけ中身が大事といいつつ結局外見じゃん!というツッコミを今回はしなくて済んだのだ。突っ込む前に主人公の女の子が「あなたの中身が好き。でも今の顔(イケメン)も10%は好きな要素に入っている。」と正直に言ってくれるし、そこまでイケメンじゃないやつと愛を育むシーンもあった。

今回に至っては『ビューティ・インサイド』のように誰だか分からない〝顔〟だけの変化ではなく、知人との入れ代わりなのである意味、その人の人生を1日だけ支配できるという事。イメージ的には『君の名は。』ではあるが、それの延長線上で起こる問題が分かっているものの、なかなかシビア。

主人公2人はどのような決断をするのか。
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