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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのrosechocolatのレビュー・感想・評価

4.0
もうすぐ終わりそうだったので頑張って行ってきた。昨日行けよ…(笑)

そういえば家のHDDに『ボーダーライン』が入ってて、でもまだ観てなかった。これからでもたぶん間に合う。

そしてやっぱりデルトロ加点なんだなあ…。出てくるだけで凄味ある役者。

原題が”Sicario” 、暗殺者ということで、どうも邦題とのズレを感じなくもなくて。それでも国境問題とか前作との繋がりでこうなったのでしょう。

メキシコ国境を越える不法移民問題と、自爆テロが結びついてしまうことの怖さというか、
不法なこと同士が手を組むという新しく、かつ厄介なケース。
そこに絡んでくる米政府の情けなさ、身勝手さ。そりゃ実行部隊だって筋通らないことには怒りますわな。本当に向かうべき敵を探すのも一苦労だけど、極めて機械的に統制が取れた始末の仕方にはむしろ感服する。

タイトルとの関連性で言えば、最初に出てきたミゲルの変遷ぶりなんでしょう。彼が一体どう絡んでくるのか注目していたが、もしこの先シリーズあるんなら結構重要なポジションになりそう。あのあと、扉越し閉まった後のことがわからないのも、あとイサベルのその後もわからないのも、それもまた想像力を掻き立てて面白い。
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