いののん

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのいののんのレビュー・感想・評価

4.0
怖そうだから映画館では観ることができないとキッパリ決めてて、観るつもりは全然なくて、だからオススメしていただいても「無理」とか不遜なこと言っちゃったりしてすみませんでした。急に観に行くことにしました。

それで、もう皆さんがレビューでおっしゃっている通りなので、ことさら私が申し上げることもなく、皆さんと同じということでお願いできれば幸いです。

これは、完結編の前の布石。そういう読みも、皆さんから教えていただき、わかってきたことです。

「あぁ、こういう映画はさすがだっ! 途中は主人公で退場するんだ」、と皆さんがおっしゃっているように、私も思いました。

いかにも麻薬王の娘らしく、くそ生意気なガキだった少女が、変わっていく表情にも惹きつけられました。



でも、テイラー・シェリダンさま
自作自演、あの少女だったら、隣に誰が座っていたか、わかるんじゃないかしら。顔に布をかけられていたら特に、嗅覚も聴覚もするどくなるだろうから。だからあの少女が、布をかぶせられていたときに自分の横に座っていたのは誰なのか、もっと違うかたちで、気づくシーンがあっても良かったのではないかと私は思います。このあとの3部作目で、あの少女が活躍することになるんだったら、なおのことです。それで、次作は、匂いとか気配のようなもので再び、デル・トロさまとの結びつきが展開されたらなあ、なんて、不遜なことを言ってすみません。


隣に座ったキレイなお姉さん(多分)が、ずっとポップコーンやら色んなものを食べてくださっていたおかげで、緊張感をやわらげることができました。私が、いちいちビクついてイスから飛び上がりそうになっても、なんも気にせずに食べていてくれてありがとう。


デル・トロが本当にかっちょいい!
もう私も全身砂まみれで血たれながして身悶えしたい。
デル・トロさまごっごをするなら、あの場面は必須です。
あとキレイな指でする手話。あそこは、静かにゆっくりと。思いを込めて。


最後に。
皆様のマネして私もやってみたい。
 アディオ-ス!ババババババババババババ!!!
いののん

いののん