"音"しか聞こえない花火を縁側から楽しげに見つめている彼らは"家族"に見えた。
観る前から考えさせられるモノだと分かってるけど、やっぱり観終わった後内側にジンワリと残る塊があり形にならない言葉が色々浮かぶ。
キャッチコピーの"盗んだのは、絆でした。"…確かに。大枠として正解だと思う。
この作品、絆もそうだと思うがいまの日本社会の様々な"暗部"を淡々と出来る限りクリアなフィルターを通して見せようとしてる感じがした。大袈裟な脚色などせずに。
観る人によって引っかかる所や作品の見せる断面が変わるモノだと思うから一度観てほしい。
家族や人との繋がりってなんだろね…
※安藤サクラがなんと呼ばれているか尋問されてる際の涙は響くものがある。またリリーさんのダメっぷりも良かった。