桃子

リメインズ 死霊の棲む館の桃子のレビュー・感想・評価

リメインズ 死霊の棲む館(2016年製作の映画)
1.5
ひとつ前のレビューで書いた「直前に見た酷いホラー映画」というのがこれである。見たのは1か月前。見終わって1か月しか経っていないのに、内容はほとんど忘れてしまっているという状態である。それほど記憶に残らない駄作ということ。もっとも、毎日似たような幽霊屋敷ホラーばかり見ていた自分も悪いのだけれど。
欧米のホラー映画に登場するお屋敷は、たいてい古い。最低でも築100年くらいのアンティークな家である。そういう家を下調べもせずに安いからという理由でほいほいと購入する人の気がしれない。でも、そういう人がいないとホラー映画が作れないから仕方ない(笑)
いわくありげな古い家に、とある一家が引っ越してくる、というシーンから始まるのが幽霊屋敷ホラーのテッパンである。この判で押したような冒頭シーンを見るたびに、今度はどんな悪霊が出てきて、どういう風に退治するのかしらと期待してしまう。そして、たいてい期待は裏切られる。それでも未見のホラーを見つけると、性懲りもなく見てしまう。困ったもんだ…
ほとんど記憶に残っていないと書いたのだが、ひとつ強烈に記憶に残っていることがある。一家の長女が不良娘だということ。母親が亡くなったばかりなのに、彼氏に夢中で、妹ふたりの面倒を全く見ようとしない。スマホで彼氏とチャットだかメールのやりとりばかりしている。こういう異質な登場人物には感情移入できないので、見ていてとても居心地が悪かった。
この映画の最大の謎は悪霊そのものだ。どうして悪霊になってこの家にとりついたのか、その理由が全くわからない。何かの勘違いだったんだろうか?
桃子

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