学校生活には、試験勉強やゲーム、部活動など様々な要素がああります。
その中大事な要素の一つ”友達”
ある日、大切な友達が自殺したと聞かされたら?
この作品は友人が自殺をして心に深い傷を負った人々を題材にしたドキュメンタリーです。
親友が自殺をしてしまった女性は考えないように学業に専念をしたりしたけれど、親友以外にも10代の学生の自殺の話題が耳に入り、そもそもなぜ彼らは自殺をしなければならなかったのか?何か兆候はないのか?ということを調べ始めます。そこから自殺に関する映画作りを始めたり、フェイスブックのページを作るなど10代の自殺に関する情報を発信することにしました。
当たり前ですが、海外にも当然いじめ問題はあって、自殺する学生は少なくありません。
いじめられて自殺する、というのはある意味”正統な”自殺理由というか、不当に人権を侵害されればそう考えてもおかしくないと思うのです。
しかし、現代の学生には自殺の引き金となる別のストレッサーが存在しています。それは”完璧病”と言うべきか、学業や恋愛、友人関係の生活すべてにおいて上手く行っていなければいけないというプレッシャーです。
その状態では、人に弱みを見せる事=完璧というレールから外れる事になるので、SOSの発信も容易ではありません。
こういうドキュメンタリーを見るたびに、本当に学生生活って大変だと思います。
学生って、大人に保護されていて安全かと思いきや、逃げ場は無いし自由は無いしでストレス溜まりまくり。
他の作品で、こういったストレスから逃げる為に学生が薬物を乱用しているという話を聞いていたので、学生の逃げ道は薬物乱用か自殺しか無いものなのか……と思い悲しくなりました。
中高生の授業でぜひ取り上げて欲しい作品だと思いました。