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ラ・チャナのcrnのレビュー・感想・評価

ラ・チャナ(2016年製作の映画)
3.5
舞台の上での魂を込めて自由にダンスを踊るのも、男性主体の社会で女として妻として虐げられてきたのも、一人の人生の中のこと。一人の女性がよく描かれたドキュメンタリーだった。

一人では歩けないほど弱った身体でも、椅子に座りながらも全身に魂を込めて踊るフラメンコの力強いこと。そして、それまでの人生を少し見てきた者として、彼女が人生最後と覚悟した舞台にどんな思いを込めたかを想像してしまう。自身のコンパスをずっと大事にしてきた彼女が、今も手拍子とタップでリズムをとっていてほしいと思う。
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