kousei

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのkouseiのレビュー・感想・評価

4.0
実際に起きた悲劇を、映画を使って独自の方法で塗り替える。同監督の「イングロリアス・バスターズ」を彷彿とさせる。
始まって2時間はこれ大丈夫か?と思わせる内容だったけど、ラスト30分間にタランティーノのクレイジーさが発揮されています!
これを待ち望んでいたんだ!と言わんばかりの展開に、思わず笑みが溢れてしまいます!

ブラピが車を運転するシーン、ディカプリオがタバコを吸うシーン、何故こんなにカッコいいのだろうか。本作の世界観とキャラクターが合わさっていつも以上に2人がカッコよく感じる。

シャロンテート演じるマーゴット・ロビーが、ストーリーの本筋と、無関係な形で物語が進んでいき、ラストでやっと彼女の重要性と、存在していた意味が明らかになります。
そういった意味で、シャロンテート事件の概要をざっくり予習することが、本作を観る前に求められるでしょう。

数多くの事件がありながら、シャロンテート殺害事件を取り上げる。しかもifストーリー。
タランティーノ監督の目の付け所は一味違う。
まだ観てない方はぜひ!
kousei

kousei