2018年 アメリカ 監督 ウェインロバーツWOWOW録画鑑賞
余命1年 延命治療なしで半年 ステージ4の肺ガンと宣告された大学教授 治療せずに残された人生を自分に正直に生きることを選びます
テーマはシリアスでしたが そんなに深刻な場面はありません 結構笑わせてくれます
教授は終身教授の地位も手に入れて表向きは立派な家庭も築いています
それが死ぬと分かった途端好き放題に滅茶苦茶な態度を取るのは反則です
教え子たちに凡庸になるな!と説きますが死ぬと分かった途端にその時点での自分を否定しているだけと分かってしまったら教え子たちもつらいでしょう
余命半年の設定にしなくてもジョニーデップに型破りで人間的に素晴らしいシリアスな教授を演じさせることは簡単だったでしょう
綺麗事の話を造るのは簡単だけど敢えてそれをしなかったのはみんな自分に正直に生きたいと思ってるけどそれが出来るのは死ぬと分かった時ぐらいだよ現実には中々出来ないよと言う皮肉を込めたのでしょうか(皮肉っぽいエピソードばかりでした)
そう思って観ると流石にジョニーデップの演技は素晴らしいと思います
私の場合はシリアスにでも死ぬと分かってからでもこういう態度が取れるのか自信はありません
多分死の影に怯えるだけで懸命に延命治療をするでしょう
生きることもまた大切な義務だと思って