肺がんステージ4、
治療すれば余命1年か1年半、
治療しなければ余命半年を宣告されるリチャード
「生きる Living」、
「生きる」が注目されている今、
本作品も死の宣告がテーマだったと思い、録画データの中から見る決断に至る
以下、ネタバレあり
率直に良き作品でした。
死の宣告を受け、一時的に取り乱すが残された時間を有意義に考える教授。
不穏な空気となった家族関係、
頼りになる親友、
講義を聞く学生たち、
ただひたすらに信じる道を貫き、
遠慮することなく突き進む。
終盤、
学生たちに捧げる最後のメッセージ、
パーティで告白するスピーチ、
娘への最後の言葉、
どれも心に刺さりました。
死の宣告もされたことのない立場の者が言うな、と言われそうだが、やはり余命を知ることは残りの人生が短くとも充実で濃厚な毎日となり幸福だと思う。
きっと、
一時的なこの世への未練、
死への恐怖など、確かにあるだろう。
でも、必ず人は死ぬ。
余命を聞くと、
残された時間を生き急ぎ、
結果として充実した人生の集大成を迎えることができる。
苦しむ延命よりも、
残された時間を大切にしたい。
同じ立場なら、
私も治療を望みたくない選択肢を選ぶと思う。
ジョニー・デップ、
くたびれてもカッコいいなぁ。本当に。
羨ましい限りです。
ダニー・ヒューストン、
親友のピーターの役、あんなに悲しんでくれる親友は私にはいないのではないかと痛感。いい友人を持つことはいいことだなと思う。調べたところ、父親がかの有名な巨匠ジョン・ヒューストンだったとは。とても驚きました。