su

グッバイ、リチャード!のsuのレビュー・感想・評価

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)
3.1
たぶん、映画評論家の人とか、映画好きの人がみたら「セリフで言い過ぎている」つまり、余白がないってことになるんだと思うけど、そのセリフ自体が日々漫然と生きる中で忘れている人生の本質をずしずしと突いてくるものであって、これは余白や描写で匂わせるんじゃなくて、小説の一節を台本に織り込むように、言っちゃう方がいいなって思う。まとめると、映画としての評価は低めに出る作品だと思うけど、生きるための至言を集めた一つの詩集と捉えると、かなり評価できるものではないかと思いました。そしてアメリカンジョークっていうのは、日本の作品では成立し得ないので尊いですよね。
su

su