ハイスクールミュージカル映画に
ゾンビ要素を加えた異色作。
前から気になっていた作品だったが、
ようやくの初鑑賞。
素直に面白いと言える作品だった。
物語自体は思っていたより真面目で、
ゾンビがダンスするような
振り切ったコメディではない。
只、ミュージカル映画としても
ゾンビ映画としても大いに楽しい映画
である事に変わりはない。
個人的にミュージカルは苦手なのだが、
音楽がかかる状況も相まって、
本作の楽曲はどれも素晴らしかった。
ゾンビによる被害に気づかないで
歌い続ける場面や、
ゾンビ達をノリノリで討伐していく場面
は観ていて清々しく感じた。
又、血生臭い展開の中でもユーモアな
笑いがある事も良かった。
そして、物語が後半になるにつれて
ゾンビ映画特有のシリアスで陰鬱な
展開にもなっていくが、
そこを明るくフォローするのが
ミュージカルだと感じた。
某映画を連想してしまうような
B級映画によくある題名であり、
内容としても身構えてしまう人が
多いとは思うが、
甘くみていると普通に感動してしまう
作品と言えるだろう。
素晴らしいクリスマス映画だった。
