つるみん

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のつるみんのレビュー・感想・評価

4.4
【Rocket Raccoon】

〈フル感想動画〉
https://youtu.be/6DOxNPi-j5s

感謝しかない。映画界全体を通しても久しぶりに綺麗に揃った最高の3部作となった。まさに最高のフィナーレ。
日の当たらないキャラクター達が今では全世界を熱狂させ、涙腺を崩壊させるまでになった。今回は世界を救うのではなく、友達を救うという彼ららしさがあるテーマであり、ラストに相応しい題材でもある。

ロケットの過去を含めた展開となっているが、それはなかなか残酷なものであり、ハイエボリューショナリーによる優生思想の脅威はまさにナチスのホロコーストのようで、改造された下等生物のアライグマとして捨てられた過去(まるで『トイストーリー』のシド)を回想で描きつつ、彼の成長、仲間との絆。そして〝I'm done running〟と言った後にかかる「No Sleep till Brooklyn」、そして激アツワンカットシーン。もう最高過ぎた。

今までにないストーリーの重さと今まで通りの『ガーディアンズ』らしい緩さ。そしていくら大作を任されたとしてもジェームズ・ガンのルーツは変わらず『スリザー』時代のキモグロクリーチャー描写も健在。

でもやっぱり一番はガーディアンズのメンバーが居てこその作品。前2作含む、アベンジャーズ IWとED、そしてホリデースペシャルといった彼らの軌跡を見てきたからこそ泣ける要素がたくさん詰まった作品であった。
つるみん

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