字幕版を鑑賞。
過去の「ロッキー」シリーズ(特に1・5・ファイナル)がある種スタローン自身のドキュメンタリーだった様に、今作でもロッキー親子とドラゴ親子の物語には、スタローンとドルフ・ラングレンのこの数十年の来し方を重ね合わさずにはいられない。
ただ、その年月によって熟成されたドラマが味わい深いだけに、肝心の主役であるアドニスのドラマの方がどうにも薄味に感じられたのも事実。
もし、更に続編が作られるなら今度はヴィクターを主役にして、アドニスがかつてのアポロの様にそれを助ける役回りを演じてみて欲しい。(「クロニクル」「ブラック・パンサー」の様に、脇に廻った方がマイケル・B・ジョーダンの根がピュアな感じが活きると思うので)