Kiki

クリード 炎の宿敵のKikiのネタバレレビュー・内容・結末

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「誰が為に戦う」

ロッキー4/炎の友情 からの因縁の対決
アポロの息子VSドラゴの息子

序盤から再会と試合への流れがストレート
"誰の為の"ファイト?予定調和だけど…
ムズムズさせる演出

もう30年以上前のあの日から‥傷ついてズタボロなドラゴに胸が締めつけられました。
そんな父と共に日陰の境遇で生きてきたヴィクターを応援せずにいられません。
まさかの勧善懲悪な役をまたしてもブリジット・ニールセンが演ってくれました(相変わらず白がお好き)ネタバレなしで観たので衝撃な登場でした!

アドニスは前作でもべた褒めしましたが、チャンピオンになってもキャラがぶれずにスマートな好青年なんですね。そりゃあ父アポロの復讐ってなる…



ドラマとしての劇的な展開は終盤になってやっときた!

『自分の道を諦めたら 何者でもなくなる…』

アドニスが自分が父親になる不安と人生の選択に葛藤しボクシングで答えを出す姿、今度のトレーニング場所が凄かった!
"虎の穴" の訳 (伊達直人か!)


KOのオチを変更してギブに持っていったと言う
ヴィクターを守った"タオル" (T ^ T)
タオルを投げなかった「ロッキー4」との対比を描いた脚本は、KOより力強いと思う。

多くを語らないドラゴ親子の喪失と解放
そして"再生"のランニングシーンが涙の頂点でした。今作はドルフ・ラングレンにほぼ持っていかれました!

息子に対しては後悔の塊だったロッキーも哀愁漂う背中に喜びがこぼれてよかった…。
スタローンの声の存在感が非常に大きいのも再認識
セコンドの声、力強いです‼︎ 頼りになる男!


やはり人って良くも悪くも経験して成長するんだなぁ…
ロッキー世代もクリード世代も堂々と胸を張って「家族」に愛を伝えに会いに行けばいいと思う…。
この世にいるうちに。。。
Kiki

Kiki