このレビューはネタバレを含みます
(冬眠中にて記録のみ✍️)
継ぐつもりもなかった靴工場を父が急死した事により、継ぐこととなったチャーリー。先代から品質に拘り、腕のいい職人に支えられ靴を作り続けて来た工場。しかし時代の流れか、薄利多売の品質よりも価格重視に変わり、その波に乗れなかった父がチャーリーに残したのは大きな負債だった。
数人の職人を解雇せざる負えなくなる始末。
そんな中、ショーで履く靴がことごとく壊れてしまう悩みを抱えたドラッグクイーンのローラと出会う。彼女達の悩みを知って、チャーリーは今までの古い考えを変え、今までやったことの無い男性向けのセクシーブーツを製造する事を思いつく。ローラの奇抜なデザイン。拘った細かな細工…
初めは呆れていた職人達も、ローラの真面目な性格と人間性に次第に気持ちを寄せ合っていく。そして何より、この「ブーツ」に社運をかけたチャーリーの本気が伝わり、皆心をひとつになっていく。
このブーツを作り上げていく中で、様々な偏見なども見え隠れしたけれど、どちらも譲れない「拘り」を持って、貫き通した部分に「共通」する思いを感じた。
素敵な靴を見つけに行きたくなった。