（2007年鑑賞当時のレビューです）
１８９５年創業の老舗靴ブランド”プライス社”の跡取り息子チャーリー。
彼は靴つくりの仕事がいやで、フィアンセと家を出て暮らそうとしていた。
ところが、父親の社長が急死し、急遽社長の代役を務めなければならなくなる。
社長に就任して初めて、名門靴ブランドと思われていたプライス社が倒産の危機にあることが分かる。
大量の従業員を解雇して失意に落ち込んでいたとき、チャーリーはドラッグクイーンのローラと出会う。
そしてニッチな市場での成功を狙ってドラッグクイーン向けのロングブーツを製作することに決めるのだが・・・。
実話に基づいて作られているので結末に向かったハラハラ感はないものの、ローラの歌と踊りは一見の価値あり、だと思う。
ゲイの認知がまだまだだった時代に、ビジネスとしてゲイ向けのブーツを作成するまでの過程をそれほど違和感なく分かりやすいエピソードも入れて映像化しているので、意外に万人受けするのではないかと。
