ヴェルヴェっちょ

バイスのヴェルヴェっちょのネタバレレビュー・内容・結末

バイス(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

クリスチャン・ベイルがまたもやとんでもない肉体改造で別人と化し、チェイニー副大統領を怪演。

ジョージ・W・ブッシュ政権でアメリカ史上最も権力を持った副大統領と言われ、9・11後のアメリカをイラク戦争へと導いたとされるディック・チェイニーを描いた社会派ドラマ。
1960年代半ば、酒癖の悪い青年だったディック・チェイニー(クリスチャン・ベイル)は、後に妻となる恋人リン(エイミー・アダムス)に叱責されたことをきっかけに政界の道へと進み、型破りな下院議員ドナルド・ラムズフェルド(スティーブ・カレル)の下で政治の裏表を学んでいく。やがて権力の虜になり、頭角を現すチェイニーは、大統領首席補佐官、国防長官を歴任し、ジョージ・W・ブッシュ(サム・ロックウェル)政権で副大統領の座に就くが…。

玄人の役者陣による妙演合戦に酔いしれる一作。 サム・ロックウェルのブッシュ大統領も似過ぎて笑う! 腐敗した権力の塊のようなチェイニー副大統領。権力の暴走を止める手立ては未だ不十分。