ヴェルヴェっちょ

DUNE/デューン 砂の惑星のヴェルヴェっちょのネタバレレビュー・内容・結末

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

フランク・ハーバートのSF小説の古典『デューン砂の惑星』(1965)をドゥニ・ビルヌーブ監督が新たに映画化した第1弾。

人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀だった。やがてレト公爵は殺され、妻のジェシカ(レベッカ・ファーガソン)と息子のポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)も命を狙われることなる。

ドゥニ・ビルヌーブ監督の美学・哲学が細部にまで行き渡った大作というのは疑いがない。のですが、155分て。 映像化がほぼ不可能ともいえるくらい壮大、深遠な原作を圧巻の映像に仕立てた監督の手腕には脱帽ですが、いかんせん長尺に参りました。 途中に襲い掛かるのは砂虫(サンドワーム)だけでなく、強烈な睡魔。朦朧とする意識の中、寝落ちとの戦いが続きました。 ストーリー自体はさほど複雑ではなく、わりと追いやすいと思います。