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逃亡者のbluetokyoのレビュー・感想・評価

逃亡者(1990年製作の映画)
2.3
2024年5月14日 13:40~ テレビ東京 吹替え
主人公のボズワースが超天才的な犯罪者という設定なわけだが、その片鱗すら見せないままに、グダグダで終わってしまった。これならドタバタコントでよかったと思う。ボズワースは、天才らしく、冷静沈着で、事態を終始、コントロールしているように見せているが、実際は、まるでそんなことはない。強がっているのか、アホなのか、その両方なのか、そんな風にしか見えない。人質被害者のコーネルを活躍させたかったのか、あまり、犯罪を助長するような作品にしたくなかったのか。逆に、事態を把握できなさ過ぎ、というのを楽しむ作品なのかな。そんなわけないか。

簡単にあらすじ。
ヤツは、超天才だから気を付けろ、と恐れられている犯罪者、ボズワースの裁判。裁判中、女性弁護士、ナンシーが、被告と話し合いたいとの申し出。許可されて別室へ。たちまち、ボズワースは、ナンシーを人質にとって、裁判所から脱走。実は、ナンシーは、ボズワースの女だった、というオチ。
裁判所の外には子分二人が待機。クルマで逃走。

高級住宅地のある一軒の家に押し入る。家には主婦が一人。家族が帰ってくるのはいつなんだ、と問い詰める。平日の昼だから、主婦一人なんだね。そこを狙ったわけだ。

と言っているうちに、なぜか、ノー天気に、旦那、コーネルが帰ってくる。
なんとか、コーネルをおとなしくさせて人質へ。

と言っているうちに、息子が、帰って来て、テレビゲームだ、と言いながら、テレビの前へ走り込む。ズキューン、ズキューンと、テレビゲームを始める。
もう一人、人質へ。

さらに、娘がボーイフレンドとともに帰宅。ボーイフレンドは若者なので、人質は難しそう、ということで、なんとか、ボーイフレンドは帰ってもらい、娘は人質へ。

これで、もういないだろ、と思ったら、知り合いの不動産屋がやって来た。仕方がないので、不動産屋は射殺。

子分の一人は、こんなことをやっていたら逃げ切れない、とパニくる。なので、不動産屋の死体を処理する名目で、その子分は外へ。
その子分は、死体を川へ。ただ、血まみれになってしまい、あっさりとバレて、警察に射殺される。

と言っているうちに、弁護士、ナンシーが家に到着。だが、とっくにバレていて、ナンシーは囮なのだ。
さっきのボーイフレンド、仲直りしようよ、としつこく突撃訪問。こうなると、もうギャグだ。

残った子分は警察に射殺される。形勢逆転したコーネルにつまみ出されたボズワースは、包囲していた警察からの一切射撃でハチの巣。
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