とえ

パンク侍、斬られて候のとえのレビュー・感想・評価

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)
3.5
爆笑、爆笑のコメディ時代劇だった

正論しか言えない殿様と、権力争いをする家臣
そして、そこへふらっとやってきた浪人の掛十之進と、なぞの信仰宗教

殿は頭が空っぽで、家臣は権力闘争にしか興味がない
そのせいで、村人たちは貧しくなり、信仰宗教に救いを求めるようになる

その中で、誰にも属さない浪人の掛十之進は、ちょっとした騒ぎを起こすつもりが、国を巻き込む大混乱に発展してしまう

ところが、何の策も打ち出せない殿様は、思いもよらぬものに助けを求めるようになる…

殿は家臣の操り人形で、村人たちは神にすがるなら
結局、政治なんて、猿がやっても同じなんじゃないの??
というパンクな皮肉の込められた作品

かなりゲラゲラ笑いながら見たし、面白かったんだけど、私としては、登場人物が多過ぎて頭の中が整理されないまま観終ってしまった感じだった

それも、この映画の良さなのかもしれないけど、イマイチ心に残るものがなかったのが残念
とえ

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