とえ

The Witch/魔女のとえのレビュー・感想・評価

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
4.0
面白かったー!

先の読めない展開と、スタイリッシュでキレキレのアクションに、最後まで夢中になって観た作品だった

田舎町にある酪農家で暮らす少女は、ある時、自分が病気であることがわかる

その治療費に金がかかるが、養子だということもあり、経済的に親を頼れない少女は、賞金欲しさにアイドル発掘番組に出演

すると、少女は怪しげな人たちに追われるようになり…

そこから、少女は魔女としての一面を覚醒していく

それまで牧歌的だった少女が、魔女へと変貌する二面性は「X-MEN」のダーク・フェニックスを思わせる

なぜなら、この映画もまた「X-MEN」と同じく、能力がある者たちを描いているからだ

しかし、この映画が「X-MEN」と違うのは、彼らが生まれつき能力を持っている者ではなく、遺伝子操作によって生まれた者たちだということ

魔女となる少女は、行き過ぎた科学の進歩によって生まれた産物で、彼女の大人たちに対する反撃は、遺伝子操作の恐ろしさを表している

そんな中、魔女は、彼女を生んだ人間たちを見下しているけれど、人間らしさを残す彼女が、本当に渇望していたのは、温かい家族だったのでは…と思った

雰囲気的に「悪女 AKUJO」と似たところがあるけれど、こちらの方が、メッセージ的にしっかりした作品だと思った

スクリーンで観られなかったのが残念。

とても面白い作品なので、興味がある人はぜひ
とえ

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