自分の性器をモノクロフィルムに撮って欲しい女性と写真を撮ることにのめり込む写真家。
攻めた話ながら映画自体はソフトフォーカスでぼやんとした印象。
エロい映画として割りきったならそれなりに面白味のある展開できそうだが、それでは下衆すぎる。
大勢に観てもらい「へんな映画」として後指指されないように品のある映画にしてある。要するにエロくない。
性器を撮られる、撮ることと生と死みたいなことが表現されてる。それがアートみたいと思われてしまうのだろう。
普通に安藤政信さんがもうすぐパパになるのに彼女に黙って写真を撮ってる姿は滑稽で楽しめる。
出産や親近者の死に直面して男はただただ呆然なのはリアル感じた。
「クラッシュ」みたいなある種のフェチな映画にしても面白かったかな。
意味ある「螺旋」が沢山でてきて
トンネル直進は分かりやすいし、撮影を依頼する女性の部屋が螺旋階段の一番上にあるのは画的に面白い。
足を開いて局部を写真撮影するシーンで窓枠を利用して動きとともに窓枠を局部に重ねて合わせて見せる所に涙ぐましい努力を感じた。
