中島哲也監督の新作「来る」観てきた。
前作「渇き。」が私にとっていまひとつだったのだが今作はなかなか楽しめた。
あの中島哲也がホラーを撮るとこうなるのか。
とある家族に異常現象が起こり始め危険を感じた夫の妻夫木くんはオカルトライター岡田くんに協力してもらうが対処できないくらい強力ななにかでした。そして松たか子率いる日本中の霊媒師大集合！さぁでどうなることやら。ざっくりこんな話。
独特の画角とトーンがホラーに合ってて面白い。じゃあ怖いかということそうでもない。人間が一番怖いというのは最近では割とよくある要素ではあるが人間の悲しいサガだったり黒い部分が浮き彫りになってて痛々しくも悲しい。
ホラーのいろんな要素が入っていたように思うがあそこはキューブリックのシャイニングへのオマージュだろうか。
後半のお祓い儀式のくだりはちょっとワクワク感もあって良かった。リアルというか現代的で面白い。
松たか子をはじめ霊媒師たちがいい味出してる。柴田理恵はこう使ったほうがいい。ハマってました。
オムライスのくだりは、あぁー中島哲也ってこういう人だったよな。と改めて思い出させてくれる。
今年はめちゃくちゃ長いエンドロール（ヴェノム ）とめちゃくちゃ短いエンドロールを両方体験しました。
「来る」は後者なのだが尚且つカッチョよろしい。
完！！
