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来るのnotのネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

記録つけはじめてから五十本目らしい。
その節目にとんでもないの見てしまった。
近年の日本映画ではトップクラスで怖かったし、気分悪くなるくらい(褒め言葉として)最悪な映画だったと私は感じた。
すべてにおいて最悪な方向に向かっていく物語と、人ががっつり真っ二つになったりうでとれたりするゴアさ。
人間関係の闇を3日3晩ことこと煮込んだみたいなどろどろでリアルな人の愚かさ。
正体も姿もわからない「なにか」がやってくる不安と恐怖。
景色は明るいのに全体に漂う仄暗い雰囲気。
すべてが陰鬱で、おどろおどろしくて、ラストも恐らくなにも解決していないという救いのなさ。これは話題にもなるなという本気のホラーだった。
でも集合シーンのおじいちゃん達と終盤の柴田理恵さんの鬼気迫る感じは凄くかっこよかった。ああいった年を重ねたからこその聡明さと迫力すごい好き。
メンタル弱ってるときにみるもんじゃない。映画で本気で気持ち悪くなったのはSAW1以来だ。しばらく毛虫と傷痕見たくない。
正直人に進められないと私は感じた。
それくらい本当に怖かった。一人で、夜に、窓の側で見るな。あと恋人いるひとも家族も見るな。見るのにそんぐらいの覚悟がいる、本気のジャパンホラーだ。
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