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ジョーカーのnotのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

私には評価のしようがないとんでもない作品だった。
作中でアーサーに起こることがとことん辛く、辛いよなとか分かるところもあるのに、だんだんと「ジョーカー」になっていくにつれて、見てるほうは考えが追い付かないのにジョーカーがどんどんずれていく感じが、何が正しいのか、今思ったことが本当に正しいのかとなった。
作中でもいっていたが、こうして画面からジョーカーのことをみて共感したり考えたりするのも我々が楽しんでるだけで映画の人物たちには間違ったことなのかもしれない。そもそもこのレビューも自分勝手な解釈にすぎないのだろう。
まちがいなく傑作なのに、ここまで気持ちがもやもやするのは初めてだ。
それほどまでにジョーカーのあたえる影響は大きく、作中のピエロ姿の暴徒のように今こうして書いている我々も同類なのだろう。
まだ頭がぐるぐるする。なんだか私は見てはいけないものを見てしまったのかもしれない。
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