戦時中、東京の空襲を逃れるために疎開して被害を免れた疎開保育園の実話を映画化した作品。
子供たちの前ではもちろんだが、自身も被災しながらも他の保母さんに弱みを見せない楓さんの強さがすごい。
年齢も若く、主任保母さんとして他の保母の教育もしながら子供の安全を守る。最後の1人まで親御さんのもとに届けてからの堰を切ったように涙を流すシーンは今まで抱え得ていた重圧から開放されていたように思えた。
映画化されていないと知り得ない事実であったため、出会えてよかった。
戦争映画はたくさん存在するが、それぞれにドラマがあり、すべての人が苦しんだ。決して同じ過ちは犯してならないと改めて感じた。