つるみん

理想の男になる方法のつるみんのレビュー・感想・評価

理想の男になる方法(2018年製作の映画)
3.3
【Take me, take me, take me...】

運命の出会いだと思って恋心を抱いていた相手エイブリーが婚約。今だに想いを寄せている主人公ノアは、思い出のフォトブースで1人泥酔しながら悲しみに浸っていると…。なんとエイブリーと初めて出会った日にタイムトラベルしていた。

タイムトラベル付きのラブコメ。
こういう映画に打って付けのアダム・ディヴァインが主演を務める。いつもやるせ無い役ばかりやらされて可哀想だけど、その役を演じたときに右に出る者はいない。やはりハマってしまうのだ。

この映画の面白かった所は、何度もタイムトラベルしていく内に、自分が今まで望んでいた事が、実は違っていたんじゃないか?と方向転換するところ。あまりにも視野が狭かった自分を悔やみ、多方面に目線を向ける主人公の成長という点では良かったのだが、あまりオチには納得いかず。

結局、お前タイムトラベルで得た情報をそのまま使っちゃってんじゃんと…。人間なんて人生において何度も失敗して、そこから学ぶ生き物なんだから、タイムトラベルなんて要らないよ!というラストなら納得できるのに、それをやられたら冷めてしまう。結局自然と頼ってんじゃんと…。まあ、あそこから時を元に戻そうと3年間頑張ったんだから許してやるか(笑)

フォトブースって良いよね。
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