ぶちょおファンク

ラスト・ムービースターのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★2 終盤★2.5

IMDbでは現在★7/10のスコア。

『デトロイト・ロック・シティ』が好評だったアダム・リフキン監督作。

見どころ
◯バート・レイノルズの過去作コラボなシーンは彼のファンなら堪らんものがあると思う。
◯ナッシュビルが舞台なんでカントリー・ミュージックを効果的に使っている。
◯レイノルズの笑顔がとても印象的なラストカット。

気になる点
●アメリカで2017年に製作、翌年にレイノルズは他界…。
よってアメリカでは生前に公開なんで遺作ではないが日本では2019年公開なんで遺作(亡くなった後に完成・公開される作品)とも言える。
※“主演映画”としては今作が最後となるらしい。(主演以外での出演作数本は現在日本未公開)
●レイノルズ演じる“ヴィック・エドワーズ”という映画スターの人生が細切れにしか見えてこないのでそれほど深みはなく、浅いところでの分かりやすい感動しかない。


☆総評
“老い”の哀愁や老いてもなお…を笑いにする良さはあるが、
言うても“大豪邸”に住み庶民とは数段レベルが違う人生なんでそこまで主人公に感情移入することもなかった。

ただ“老い”は誰しもが感じ経験することであり、そこの郷愁や人生についての描き方は考えさせられたり共感したり…。

プロットは面白いだけにこの程度のこじんまりとした物語(A24らしい雰囲気だけある脚本…)に収まってしまったのは惜しいが、
最後のレイノルズの笑顔がすべてを良しとしてしまう魅力がある。


2023年39本目(+短編4本)