18.11.30 としまえん#2
家族という「結界」がガタガタなので、異界からの介入を防げない一家の悲劇。
これでもかと厭なモノを見せ続ける本作は、家族という共同体が如何に脆いものかを語る。確かにその説得力は十分だが、面白いのはそこだけ。完全なジャンル映画なのに、評論家がなんでこんなに持ち上げるのか？不思議だ。ホラー表現は「シャイニング」「ゲットアウト」に遠く及ばずだと思うのだが。
深堀考察すれば色々出てきそうではあるが、なにしろ「厭なモノの塊」な訳で、そんな気にならない。この監督が、世の中を心底恨んで生きてきたであろうことは想像に難くないが、その世界観の映像化？ってそんなに称賛すべきことなのかな。私には分からないし、分かりたいと思わない。トニ・コレットも熱演なんだろうが、ハイテンションなだけで中身のないyoutuberと同じ匂いもする。
