真面目さと笑いのバランスが素晴らしく、面白いな～と。しかも最後は笑いながら感動して涙がでました。
血が繋がっているからこそ感じるもの、亡くなる、生まれる、受け継がれていく命、最後の主題歌、忘れていた遠い記憶を自然と思い出させてくれるような優しさが映画の中にありました。
出演者も良い味をだしています。とくに奥田瑛二（頼りない父親・信綱）、強い大島蓉子（頼りがいのある信綱の姉・信子）が印象に残ります。水崎綾女（信綱の娘・優子）も大きなお腹で頑張っていました。
親族縁者たちによる洗骨は「今の自分がいることに感謝する行為」、照屋監督の目線と言葉も温かくて良いです。
洗骨にしてほしい・・なんて家族に言ったら怒られるでしょうか。実際は洗骨する側は大変そうだし。そんなこと言う前に感謝されるよう自身が生きなければなりませんね。
感謝を求めてはいけませんが。
