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パッドマン 5億人の女性を救った男のtobiのレビュー・感想・評価

3.8
インドで生理に苦しむ女性を救うために立ち上がった1人の男性のお話。

ある日最愛の妻が外で過ごしていることに気づく。いわゆる「女性の日」が来ると家の中に入れないという。それを知ったラクシュミは薬局でナプキンを買って妻に渡したものの、55ルピーのナプキンは毎回使い続けられない。そのためにラクシュミは自分でナプキンを作ることを決意する。

妻は何故に頑なに自作のナプキンを使おうとしなかったのか。旦那があんなにも自分の心配をしてくれているんだから。

ラクシュミも妻を思う気持ちとはいえ行動がぶっ飛びすぎててそりゃ不審に思われますよ。

村人のリアクションも何というか。不審に思うとはいえ、村の女性のために行動してることは一目瞭然なのに何であんな犯罪者のような扱いをされてしまうのか。国と宗教と環境が違うだけで日本とこんなにも違ってしまうのか。

と、序盤はやきもきするシーンが多いです。


後半から一気に面白くなる!!
ナプキンを作ることからナプキンを作る機会を作ることに転換する。パリーとの出会い。ラクシュミの夢がどんどん実現していき、観ているこっちも嬉しくなってきます!

ラストのスピーチシーンは最高!慣れない英語とジョークを交えながらも熱い思いがすごく伝わってきました!スピーチシーンだけはドキュメントを見ているようでしたね!

パリーと結ばれてもよかったのになーと。お互いを思っての決断は切ない。
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