ノラネコの呑んで観るシネマ

サーホーのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

サーホー(2019年製作の映画)
3.3
巣篭もり前の一本。
お客さん5人くらいしかいなかった。
巨大ギャング組織の跡目争いに、ムンバイで起こる連続窃盗事件が絡み、プラバース陛下が捜査に乗り出す。
内容に関しては、全編に渡って刑事VSギャングVSギャングVS「?」の騙し合いのコンゲームゆえにネタバレ厳禁案件。
全体を通すと、ちょっと「バーフバリ」に似た話だったりする。
アクションはバラエティも豊かで楽しめるが、サービス精神が迸り過ぎてミュージカル含め本筋と関係ない描写がやたらと多く、しかも無駄に長い。
てんこ盛りにするのは良いのだけど、せめて意味のある描写にして欲しい。
あとプロットがやたらと複雑なのに、状況説明が絶望的に下手。
特に位置関係は全く雑で、途中で何をやってるのかさっぱり分からなくなる部分も。
ストーリー自体はまあまあ面白いのだけど、プロットの組み立てが上手くなくエピソードが有機的に繋がらないのは勿体無い。