ゴン吉

サーホーのゴン吉のレビュー・感想・評価

サーホー(2019年製作の映画)
4.3
インドのアクションコメディ超大作。

組織のボスである父親が、組織内の誰かの裏切りによって暗殺される。
「愛してる お父さん!」
ロイの息子が組織を継いで王となることを宣言🤴

一方、謎の盗賊団による窃盗事件が続いて起こる。
潜入捜査官アショークは特別チームを結成し、女性捜査官アムリタらとともに捜査を開始するが、事件は思いもよらぬ方向に展開する....

主役のアショークを演じるプラバースはカッコいいし、ヒロインのアムリタを演じるシュラッダー・カプールは超美人です。
アショークは行動的で、最強🤩
マッドマックスばりの荒野の廃墟でのバトルも楽しめます(豪州ファンへのサービス?)。
空ではパラシュートも無しで空中ダイブを容易にこなします🪂
空も飛べるのかと笑って観ていたら、終盤の伏線だったんですね。
アイアンマンならぬジェットマン(マーベルのパロディ?)!
ヒロインのシュラッダー・カプールも大活躍で、彼女のプロモーション映像も満載です。
特にヒマラヤの展望台でのシュラッダーのドレス姿は美しい🏔
そして彼女のテーマ曲がお姫様音楽で笑えます👸
勿論、インド映画ならではの踊りも健在。
シュラッダーが演じるアムリタは、クラブの潜入捜査では、お立ち台のセンターで踊りを披露。
潜入捜査なのに目立ちすぎでしょうと思ったら、案の定、彼女は酒に酔って容疑者を取り逃がし、上司からも諫められる。
アムリタは美人である一方で、友人が殆んどおらずいつも孤独。
夜中の灯りの下で、自分の友人は自分の影だけとつぶやきますが、明かりも消えて影さえもなくなる。
独りぼっちと思えたその時、彼女の傍らにはアショークが居た。
王子様💖
「昼と夜は共存できる 明けない夜は無い!」とはいっても組織の悪人と女性捜査官が恋に落ちることは許されない。
こんな明かりの下でのロマンスも終盤の伏線!

そして近年のインド映画にみられるCGを多用した派手なカーチェイスも健在。
CGアクションは好き嫌いがあるとは思いますが、個人的には、インドボリウッドのカーチェイスを観てしまうとハリウッドのカーチェイスがしょぼく見えます。
車もインド映画ならではの超スーパーカーなのが見どころです。
あんな車に一度でいいから乗ってみたい!

ロマンスあり、笑いあり、カーチェイスあり、ガンアクションあり、肉体戦ありで楽しめた。
それらに加えて、第二次世界大戦で活躍したドイツの三号突撃戦車やゴジラまでも登場🦖
ドイツや日本へのサービス?
まさにテンコ盛りの作品です!
「標的 確認!」  

首都圏での上映最終日の最終上映会にて鑑賞 
ゴン吉

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